大学生でも陥る、気軽なカードローンの恐怖

「初回3000円の落とし穴」
社会人なりたての頃、なれない社会人生活のストレスで、給料のほとんどを洋服やアクセサリー、飲食費に使っていました。いつものように友人と飲みながら愚痴っていると、なんとなくノリで「そうだ、ホストにでも行こう!」と。場所はちょうど歌舞伎町。ちょっと非日常世界を覗こうということで、初回3000円のホストクラブに勇気を出して行ってみました。仕事の愚痴を聞いてもらい励ましてくれ、普段は絶対ないような褒められ方をされ、すっかり良い気分に。連絡先も交換し、「ホストもなんかたまには自分へのご褒美に良いかもね」なんて思ってしまったのです。

「銀行のカードローンってなんて簡単に作れるの」
初回3000円と初回は良心的なホストクラブ。ですが、仕事のストレスがたまり、なかなか認めてもらえない承認欲求の不満を満たすために、友人には内緒で月に1回「自分へのご褒美」と称して通っていました。もちろんそんなにお金もないから高額なお酒なんて頼めないし、指名していた彼も「普通のOLなんだから良いんだよ。たまに愚痴りにおいで。」くらいのスタンスでした。ところが、次第に私の感覚がマヒし、こんなに良くしてくれるのに申し訳ない!という思いに駆られ、サプライズで高額なお酒を入れることを計画。そこで手を出してしまったのがカードローンでした。審査も簡単で即日利用できるカードローンはなんの罪悪感もなく使えちゃうものだったのです。
現在はすべて返済し、ローン機能もストップしていますが、当時の私にとって100万以上という借金は恐怖そのものでした。

「気づいたらかさむ返済残高の恐怖」
カードローンは月に○万円ずつ無理なく返済できるものだったので、安心して使えました。ですが、もうこの頃には彼に会うために、彼に喜んでもらうために仕事をしていたようなものなので、キャバクラや風俗の子に負けないようにとちょこちょこお金を引き出して、服も新しいものにしたり、プレゼントを買ったりと、とにかく「簡単にお金が手に入る」ような錯覚に陥り、気づいたら限度額まじか。貯金なんてもともとないのに、返してはまたそれ以上に借りる…。という生活になっていました。だんだんと心も落ち込み、罪悪感とそれ以上の喜び、でも以上に膨れ上がる返済残高への恐怖で気がおかしくなりそうでした。そしてお金が使えなくなればなるほど、彼からの連絡もなくなりました。

「最終手段!いつまでもあると思うな親と金」
ここまでくるともうヤバいところから借りるか債務整理か…20歳ちょっとの小娘には知識もなく、弁護士さんに相談するという考えもなく、「ホストで借金」という自分がみじめすぎて鬱状態になっていました。誰にも相談できず、カードもすべて止められ、仕方なく殴られるのも覚悟で両親に相談しました。
結果、大声で怒られはしたものの、両親が一括ですべて返済してくれました。これは私が結婚するときのために貯めておいた貯金だったとのこと。結婚よりもまず、生活を立て直すこと。利益感情ではないちゃんとした信頼関係を持てる男性を見つけること、そして二度とお金を借りないこと(カードも不可)を約束しました。本当にありがたかったです。自分が情けなくて、辛くて、涙が止まりませんでしたが、最後は母が笑って「いつまでもあると思うな親と金ってね!あんたはこれからよ!」といてくれたのがとても心に残ってます。
今は素敵な男性と出会い結婚し、倹約して、たまに二人で贅沢して…ととても充実した生活をしています。苦い思い出ですが、あれがあったからよりお金のありがたみや親のありがたみを感じています。もちろん今では私の人生の失敗談として鉄板の笑い話になっています。